英語の前置詞「in / on / at」を徹底解説!イメージでつかむ3つの違い
英語学習をしていると、「駅にいる」「机の上にある」「夜に会おう」などを表現する場面で、in / on / at のどれを使えばいいのか迷った経験はありませんか?
結論から言うと、これら3つはいずれも「場所」や「時間」に関わる前置詞ですが、表す範囲やイメージが異なるため、使い分けが必要です。
例えば「駅」を表すときでも、
・「駅の中にいる」なら in the station
・「駅で待ち合わせ」なら at the station
・「駅の壁にポスターがある」なら on the wall of the station
と自然に言い分けます。
この記事では、英語の前置詞 in / on / at の違いを徹底的に解説します。
それぞれの基本イメージ、使い方、例文、そして映画や日常シーンを交えながら整理していきます。
最後まで読むことで、あなたもネイティブのように自然に前置詞を使い分けられるようになるはずです。
3つの前置詞の基本的なイメージ
前置詞を覚えるコツは、「日本語訳」で暗記することではなく、イメージで理解することです。
in / on / at の違いは、「範囲の広さ」や「接触」「一点」に分けるとわかりやすく整理できます。
- in:大きな空間や長い時間の「中」にある
- on:表面や特定の日に「接している」
- at:場所や時刻など「一点」を指している

コツは図で覚えること! in=大きな箱の中、on=表面にペタッ、at=地図のピン。日本語に引きずられず、まずはこの3つの絵を思い浮かべよう。
① in ― 広い空間や長い時間の中にある
in は「何かに包まれている」「大きな範囲の内部にある」というイメージを持ちます。
国・都市・部屋などの空間、月・年などの長い時間に使われます。
・I live in Tokyo.
(私は東京に住んでいます)・He was born in July.
(彼は7月に生まれました)・There are many books in the box.
(その箱の中にたくさん本があります)・I usually study in the morning.
(私はたいてい午前中に勉強します)

in は「器の中」。Tokyo や a room のように人や物を包む器の中にあるイメージ。時間も month/year/morning など長めの枠なら in を選ぼう。
② on ― 表面や曜日にピタッと接している
on は「表面に接している」「特定の日にピタッと重なっている」というイメージです。
・The book is on the desk.
(その本は机の上にあります)・There is a picture on the wall.
(壁に絵がかかっています)・I have a meeting on Monday.
(月曜日に会議があります)・Her birthday is on January 10th.
(彼女の誕生日は1月10日です)

on は「接触」。机の上、壁の上、道路の上など「表面に触れている」なら on。曜日や日付はカレンダーの表面に“貼る”感覚で覚えると早いよ。
③ at ― 点を示す場所や時刻
at は「点」を表す前置詞です。具体的な場所・時刻などに使います。
・Let’s meet at the station.
(駅で会いましょう)・The class starts at 9 a.m.
(授業は午前9時に始まります)・She is waiting at the bus stop.
(彼女はバス停で待っています)・He is good at playing tennis.
(彼はテニスをするのが得意です)

at は「ピンポイント」。地図のピンや時計の時刻のように、位置や時間を一点で示したいときに使う。駅・入口・時刻=at が基本!
映画や日常シーンで整理してみよう
シーン1:友達と待ち合わせ
Let’s meet at the station at 5.
(5時に駅で会おう)シーン2:駅構内を歩いている
We are in the station now.
(今、駅の中にいます)シーン3:改札口の上にある看板を指さす
Look at the sign on the gate!
(改札の上の看板を見て!)シーン4:映画のチケットを買う
The movie starts at 7 p.m., in the evening.
(映画は午後7時に始まります、夜の時間です)シーン5:待っている間に友達と会話
It’s cold in winter, especially on New Year’s Day.
(冬は寒いですね、特に元旦は)

同じ「駅」でも in(中の空間)、on(表面/掲示物)、at(地点)で役割が違う。「どの範囲を指したいか」を先に決めると迷わないよ!
間違いやすいポイント
日本人学習者がよく間違えるのは、前置詞を「日本語の感覚」で選んでしまうことです。以下によくある混同例をまとめました。
1. at と in の混同(場所編)
❌ I’m at Tokyo.
✅ I’m in Tokyo.
都市や国など「広い空間」の場合は in を使います。
at は「駅の出口」「ホテルのロビー」のようなピンポイントな場所で使うのが正解です。

都市・国=in、建物の入口やカウンター=at。地図に広く塗れるなら in、点で刺せるなら at。
2. on と in の混同(時間編)
❌ I was born on July.
✅ I was born in July.
月や年などの「長い期間」には in を使います。
on は「曜日」や「日付」のようにカレンダーに載せられるものだけです。

カレンダーに“貼れる”単位=on(Mon, Jan 10)。貼れない広さ=in(July, 2025, the morning)。
3. on と at の混同(表面 vs. 点)
❌ There is someone at the wall.
✅ There is someone on the wall.
「壁の表面に接している」場合は on です。
at を使うと「壁のそば」といったニュアンスになってしまいます。

触れていれば on、近くの地点なら at。 壁・机・スクリーンの上=on、受付・改札・入口=at。
4. at と in の混同(時間編)
❌ I’ll see you in 9 a.m.
✅ I’ll see you at 9 a.m.
時刻はピンポイントなので at。
一方で「in the morning(午前中に)」のように時間帯を表す場合は in を使います。

時計で刺せる=at 9 a.m.、ざっくり枠=in the morning。枠か点かで即決!
まとめ
- in:大きな空間や長い時間の中(例:in Tokyo, in July, in the box)
- on:表面や曜日に接している(例:on the desk, on Monday, on the wall)
- at:一点の場所や時刻(例:at the station, at 9 a.m., at the bus stop)
この3つの前置詞は、日本語に直訳して覚えるのではなく、「範囲の広さ」や「接触の感覚」といったイメージで捉えるのが効果的です。
in=広い、on=接触、at=点。この3つを頭の中に図で描けるようになれば、実際の会話でも迷わず自然に使い分けられるでしょう。
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