もうすぐ「イースター」だね!
聞いたことあるけど、あまりよく知らないや…
「聞いたことはあるけど、どんなことをするのかわからない」
多くの日本人にとって「イースター」はそのうちの一つかもしれませんね。
日本の文化を英語でネイティブに説明するだけでなく、欧米の文化について英語で質問してみることはすごく良いチャンスです。
英語を話すきっかけになるのはもちろん、本やインターネット上に載っていない面白い話が聞けたりするかもしれません。
世界中の人たちと英語で自由に会話をし、お互いの文化についての情報を交換するというのは英語学習の大きな醍醐味の一つではないでしょうか。
ポイントとなるキーワードを押さえておくことで「イースターってこういう行事っていうのは知ってるんだけど、あなたの国ではどんな感じ?」という会話ができますよね。
きっと、今回の記事に書けなかったような詳しい情報や各国のイースターの祝い方の違いについて知ることができると思います。
あなたの周りの英語学習仲間にイースターについて説明してみるのも良いでしょう。
イースターっていつ?
なんとなくゴールデンウイークよりは前のような気がするけど、イースターっていつ?
実際、日本人の多くは「イースター」という名前を知っていてもいつどのようなイベントが行われるのかは知らないことが多いです。
イースターの行われる日はその年によって毎回異なります。英語でどのような表現ができるでしょうか?
イースターの日付は毎年異なります。
・Easter is on the Sunday following the first full moon after Spring equinox.
イースターは春分の日から数えて最初の満月の日の次に来る日曜日です。
either of the two occasions in the year when the center of the sun is directly above the Equator, and day and night are approximately equal in length
(年に2回ある、太陽の中心が赤道の真上になって昼と夜の長さがほぼ同じになるとき)
※日本では春分の日・秋分の日はそれぞれ祝日として扱われるため、区別して考えられがちですが、英語圏の人にとっては単純に「昼と夜の長さが同じ日」のことを ”Equinox” と言うという事実としてしか認識されておらず、会話の中で春分と秋分を分けることはほとんどないようです。
このようにイースターは春分のタイミングによって毎年変わるのでこの単語 ”equinox” を知っておくと良いでしょう。
今年のイースターはいつ?
ちなみに2021年のイースターは4月4日でした。2022年は4月17日です。
イースターってなんのイベント?
イースターは、十字架に架けられて亡くなったイエス・キリストが三日後に宣言通りに復活したことを記念してお祝いするための日であり、日本語では「復活祭」と表現されることもあります。
キリスト教徒はイエス・キリストの生誕祭としてクリスマスを大々的にお祝いします。
それに対してイースターは十字架にかけられたキリストが復活したことを祝う最も大切な祝日の一つです。特にキリスト教が信仰されている国や地域では、クリスマスと並ぶくらい大きなイベントです!
上でも書いたように処刑された3日後に生き返ったことを祝うイベントです。なので、元々のイースターは4日間にわたって行われるキリスト教の復活祭の一部です。
それは ”Good Friday” とよばれる「聖金曜日」に始まり、キリスト教徒はイエスが亡くなったと信じているこの日を記念します。
この日にはイエスの格好をした人やほかにもローマ兵の格好をした人々が先導するパレードが行われる地域があります。
そして、キリスト教徒は、その次に来る日曜日のことを「復活の日曜日」と呼び、その日にイエスが生き返ったと信じてお祝いをします。
この日が「イースター」であり、家族が特別な食事をするために集まることが多いです。
また、イースターは日曜日ですが、その次の月曜日がイースター祝日になっている国などイースター休暇として設けられている地域があり、多くの人が金曜日からの4日間の週末を楽しんでいます。
日本ではクリスマス同様祝日が設けられていることはないのですが、このように海外ではイースターは、家族や親戚とともに過ごす大切な休暇として認識されています。
イースターは何をするの?
イースターは世界中のキリスト教徒にさまざまな方法で祝われています、パレードやお祭り、花火、たこ揚げをしたりします。
家族で集まって食事をしたり、クリスマスやサンクスギビングのような祝日の過ごし方をされることが一般的です。
それ以外にイースター独特の風習があるので紹介します。
イースターエッグ
まず復活祭に欠かせないのは「イースターエッグ (Easter egg)」 です。
これはイースターや春を祝うために特別に飾り付けられた卵です。
かわいいね!でもなんで卵なの?
卵は新しい命の象徴とされているみたいだね!ゆで卵に色を塗ったり飾りを付けたりするんだよ!
動かない卵から新しい命が生まれることが、一度処刑されたキリストが復活するさまを表していると考えられているため、卵がイースターの重要なアイテムとなっています。
イースターバニー
イースターでは上で挙げた卵とともに「うさぎ (Easter bunny)」もそのシンボルと知られています。
うさぎは多産なことから、イースターでは豊穣と生命の象徴として登場しています。
その生態が豊かな命の営みや春の躍動感を感じさせ、キリストの復活というお祝いの意味付けに一役かっているからなのでしょう。
ちなみに、うさぎが登場するのは西欧のイースターだけで、東欧では登場しません。
エッグハントを英語で説明しよう!
上で挙げた2つのアイテムである卵とうさぎが関わる楽しいイベントが ”Easter egg hunt” と呼ばれています。
ゆでたまごにカラフルな色を塗ったものを庭のあちこちに隠し、それを見つけるエッグハントというゲームは、子供たちにとってイースターの楽しいイベントです。
本来はゆで卵を染めたり塗ったりして使いますが、最近では、チョコレートやジェリービーンなどのお菓子で代用される事が多いようですね。
イースターで卵形のチョコレートを食べる慣習はここから来ています。
特に小さい子どものいる家庭では家の中のあちこちに小さな卵形のチョコレートを隠し、それらを見つけるためにあちこちを探し回るゲームをします。
イースターにはエッグハントというゲームをします。子供達は庭に隠された卵やお菓子を探します。Easter eggs are painted and boiled, and the Easter bunny brings Easter eggs on Easter.
イースターエッグはゆで卵を飾り付けたもので、イースターエッグはイースター当日にその卵を運んできてくれるとされています。In the Easter season, there are lots of sweets shaped like Easter eggs or Easter bunnies at a supermarket.
卵やウサギの形をしたお菓子がスーパーに並びます。Easter bunny hides eggs in your house and kids try to find them.
イースターバニーは家の中に卵を隠して、子どもたちはそれを探そうとします。
Our Easter bunny was Dad!
(私の家ではイースターバニー役はパパだったよ!)
日本でも節分でお父さんは鬼の役をしたりいろいろな役が回ってくるけど、それはイースターも一緒みたいだね!
イースターのお祝いフレーズを知ろう!
① Happy Easter
“Happy birthday!” や “Happy wedding!” のように基本的にどんな時でも使える定番のフレーズです。
・Happy Easter to you!
・I hope you have a happy Easter.
同じように ”Happy Easter” というフレーズを使っていろんな言い回しを作ることができます。
“Have a good day!” などに置き換えて気軽に使ってみると、イースターの気分を味わうことができるかもしれませんよ!
② Easter bunny brings happiness
イースターバニーが幸せを運んできてくれますように。
次に、少し叙述的ですが、イースターバニーをあえて使ってイースターならではの雰囲気を感じさせる気の利いた表現です。サラッと言えるとカッコ良いですね。
③ “egg-cellent”
これはイースターエッグを表す “egg” で “excellent” を文字って作られた造語です。
素晴らしいイースターを!
友人や気心の知れた人にカードを送る際には、ぜひ使ってみてくださいね!
まとめ
この記事では、イースターについての簡単な情報をまとめました。
・イエス・キリストの復活を祝うお祭り
・海外ではイースター休暇がある国も多い
・毎年、日付が変わる
⇒春分以降の初めての満月の次に来る日曜日(2022年は4月17日)
そして、そのシンボルである ”Easter egg” と “Easter bunny” を紹介し、卵の形をしたお菓子やおもちゃを探す ”Easter egg hunt” という遊びについても英語で表現を学びました。
この記事でイースターへの興味を持ち、さらに詳しく自分で調べるきっかけになれば嬉しいです。
そして、周りのネイティブの友人たちとの話題にできれば海外の文化についても知ることができますし、英語を話すきっかけになりますね!
Two birds with one stone, right?
(一石二鳥ですね!)