「会話の中で“実はね…”と打ち明けたいとき、英語ではどう言えばいいのだろう?」
そんな疑問を抱いたことはありませんか。日本語の「実はね」は、会話の前置きやサプライズを含む情報を切り出すのに便利な表現です。しかし英語には完全一致する単語がないため、状況や話し手の気持ちに合わせて複数のフレーズを使い分ける必要があります。
結論:英語で「実はね」に相当するのは “actually” “to be honest” “the truth is” “in fact” です。この記事では、それぞれの意味・ニュアンス・使う場面・注意点を具体例とともに紹介します。
① actually(実は、実際は)
最も広く使われるのが actually。相手の予想と異なる事実をやわらかく訂正・補足するときに自然です。たとえば「楽しかったでしょ?」に対して「実はそうでもなかった」など。
A: “Did you enjoy the party last night?”
B: “Actually, I left early because I wasn’t feeling well.”
A:昨日のパーティー楽しかった?
B:実はね、体調が悪くて早めに帰ったんだ。

actually は便利ですが、強いトーンで言うと反論っぽく響くことも。やわらかく伝えたいときは声のトーンや表情を意識しましょう。
② to be honest(正直に言うと)
to be honest は「本当のところ」を打ち明ける表現。相手に配慮しつつ、自分の気持ちや本音をやんわり伝えるときに役立ちます。
A: “Do you like working here?”
B: “To be honest, I sometimes find it stressful.”
A:ここで働くの好き?
B:正直に言うと、時々ストレスを感じるんだ。

to be honest は少しフォーマル寄り。日常会話はもちろん、スピーチやプレゼンでも違和感なく使えます。
③ the truth is(実を言うと)
the truth is は「ここから核心を話す」という合図。重要事項の打ち明けや、話の転換点で使うと効果的です。
A: “Why did you decide to change jobs?”
B: “The truth is, I wanted to challenge myself in a new field.”
A:どうして転職を決めたの?
B:実は、新しい分野に挑戦したかったんだ。

the truth is は日本語の「実はね」より重みが出やすい表現。日常の軽い小話にはやや大げさに響くこともあるため、場面選びがポイントです。
④ in fact(実際は/事実として)
in fact は追加情報や裏付けを示すときに最適。数字・データ・客観的事実の提示と相性が良いです。
A: “He seems very young.”
B: “In fact, he’s already 35 years old.”
A:彼、すごく若く見えるね。
B:実は、もう35歳なんだよ。

in fact は事実の強調に便利。会話ならサラッと、資料やプレゼンなら説得力アップのフレーズとして活用できます。
まとめ:状況に合わせた「実は」の英語表現
- actually:もっとも自然で使いやすい「実は」
- to be honest:本音や言いにくい気持ちをやわらかく
- the truth is:核心・重要事項の切り出し
- in fact:事実・データの補足や強調
同じ「実は」でもニュアンスは異なります。相手との関係や場面に応じて使い分けることで、英会話の伝わり方がぐっと自然になります。
次のレッスンや日常会話で actually や to be honest をぜひ試してみてください。さらにネイティブらしい切り出し方を練習したい方は、レッスンで一緒にブラッシュアップしましょう。
小さな一歩が、大きな自信につながります。
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