他にもたくさん表現の方法はありますが、一番簡単でよく伝わると思うのは ”dust” という単語です。
Please dust a table.
机の埃を払っておいてもらえる?
All right. I’m going to dust a bookshelf.
おっけー!やっとくね!
上の会話のように使えます。
“dust” という単語自体は「ダスト」というカタカナに聞き覚えがあると思いますが、チリやほこりなどを表す名詞としてイメージしやすいのではないでしょうか?
掃除をするという時に使う単語は何かを「キレイにする」というイメージからすべて ”clean” で済ましていませんか?もちろん、言いたいことは伝わるのでOKです。
ただ、英語にはすごく便利な動詞がたくさんあり、一言でより詳しい情報を伝えることができるので、知っておくと表現の幅がグッと広がります。
掃除のシチュエーションだけを見ても、冒頭で紹介した「埃を払う」以外にもたくさんの表現があります。
一言だけでOKな掃除英単語
① dust
冒頭で紹介したように ”dust” は「埃を払う・埃掃除をする」という意味で使える単語です。使う場面が限定的だからこそ、動作をはっきりとイメージできる便利な単語です。
もちろん、名詞の ”dust” を使って、
埃をかぶった置物の掃除をしないといけません。
と表現することもできますが、このように言う場合の文章の印象としては、「埃」が強調されるようなイメージがあります。
一方、”dust” を使うと
置物の埃掃除をしないといけません。
となります。
日本語訳自体に大きな違いはありませんが、より明確に伝わる印象があります。
② vacuum
次に紹介する ”vacuum” は「掃除機をかける」という意味の単語です。こちらもかなり限定的に意味を伝えることができます。
今から掃除機をかけるからソファーに座っててね。
最近では、お掃除ロボットを使う人も増えてきました。その場合、英語では ”Roomba” のようにメジャーなお掃除ロボットの名前をそのまま言うこともありますし、vacuumを名詞として使ってやることもできます。
その場合は、
ルンバ(お掃除ロボット)を起動します。
と言ってもわかりやすいでしょう。
③ mop
次に ”mop” という単語を紹介します。
英語でもカタカナ同様に「長い柄のついた(まさに)モップ」のことを示しますが、動詞で「モップで履き掃除をする」という意味にも使えます。
これも単語のイメージそのままなので分かりやすいと思います。
階段のモップかけをしました。・I mopped the floor clean.
床の汚れをモップで落としました。
上で紹介したうちの下の使い方に少し解釈を加えます。
つまり、”mopped the floor clean” は「床を(汚れている状態から)キレイな状態にした」という使い方もできます。余裕があれば合わせて覚えておいてください。
④ scrub
“scrub” は聞きなれない人もいるかもしれませんが、「こすってキレイにする」というニュアンスのある単語です。
浴槽の掃除をしたので今はキレイになりました。・Please scrub the window with a towel.
窓をタオルで拭いておいてもらえますか?
浴槽の掃除は当然「こすって洗う」という工程が存在しますからこの単語がぴったり合いますね。
窓掃除には次に紹介する ”wipe” という単語も相性が良いのですが、”scrub” を使うと「こすってキレイにしておいてね」というニュアンスがでて、「限定的に汚れている部分があるのかな?」というように想像します。
余談ですが、意味は「こすってキレイにする」なので掃除だけでなく、身体を洗う時にも使えます。
強くこすり過ぎないようにね。
⑤ wipe
“wipe” は車のワイパーから「窓を拭く」というイメージを簡単に想像できると思います。
主に、布や手を使って何かをこすったり乾かしたり、という動作を表す単語として使われます。
夕食の後には必ずテーブルの拭き掃除をします。
実は、この単語も掃除以外に使われることがあります。
彼女は涙をぬぐった。
涙をぬぐうのもテーブルの拭き掃除をするのも手の動きには近いものがあります。そのようにイメージして語彙の幅を増やしていくと良いですね。
⑥ tidy
最後に紹介する ”tidy” という単語は日本語だと同じ「キレイにする」という言葉で表現されるため混同されがちな単語です。
部屋がすごく散らかってるから外出する前に片づけてね。
「ものがあちらこちらに散らばっていて、それをキレイに整理整頓する」というニュアンスに対して使われるのが ”tidy” という単語です。
区別して理解する必要があるのは ”clean” で、こちらの「キレイにする」には「清潔にする」という意味が含まれており、「汚れているものをキレイにする」という時には “clean” を使います。
参考に
を使います。
大掃除は英語で?
実は英語圏では “spring cleaning” という言葉を使います。
すごく便利な言葉で、
I’m spring cleaning. (動詞)
どちらでも使えます。
しかし、なぜ大掃除に ”spring” という単語が使われているのでしょうか?
日本は年末の大掃除が主流ですが、イギリスやアメリカではイースターの時期に大掃除をする習慣がありそこから生まれた表現であると言われています。現在では、これが大掃除を表す言葉として残り、季節に関わらずいつでも使われる言葉となりました。
まとめ
この記事では
・便利な掃除英単語6選
・大掃除は ”spring cleaning”
という掃除シチュエーションで使える英語表現の紹介をしました。
もちろん、今回の記事で取り上げきれなかった単語はたくさんあります。
「もっとわかりやすく簡単な言葉で伝えることができないかな?」と考えて調べることはすごく良い勉強になります。
今回の記事をきっかけに普段の生活の動作を表す英単語への興味をもっていただけると幸いです。
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