“hit” という単語を使ったフレーズを聞いたことがありますか?
実は “hit” は会話の中にはよく登場する単語の一つで、学校では習わないものの、洋画や海外ドラマでもたくさん耳にします。
①hit the road
まずは日常英会話でも頻出のこのフレーズです。例文から見ていきましょう。
あなたのお父さんは何時に仕事に出かけるの?B.He usually hits the road before 9:00am.
いつも9時前には出発してるよ。
A.Isn’t that late?
ずいぶん遅いのね。)
文字通りに直訳すると「道路を叩く」「道路に当たる(ぶつかる)」という感じです。
つまり、「道路に出る⇒出発する」というような意味で使われます。
単純にドライブに出かけることを指すこともありますし、今いる場所から外へ出てどこかへ出発する、というニュアンスで使うことができます。
I’m not ready to hit the road yet.
まだ出発する準備ができてないよ。
We loved to hit the road and talk a lot!
私たちはドライブに出かけておしゃべりをするのが大好きです!
②hit the sack
sackは「袋」を意味する単語ですが、ここでは意味を狭めて、狭めて…「寝袋」をイメージしてください。
さて、”hit the sack” 寝袋に向かった後にすることは一つです。寝るだけですよね!
もちろん、寝袋に限らず、ベッドで寝ようがソファで寝ようが、「寝床につく」というという意味合いでネイティブが良く使う表現になります。
“go to bed” や ”go to sleep” というフレーズはよく知られていると思いますが、よりカジュアルな会話ではこちらの方が好まれて使われます。
あー、時間が経つのは早いね。もう1時だよ。B: I’m getting tired. I’ll hit the sack.
眠くなってきたー。もう寝るね。
③hit the book
3つめの ”hit the book” ですが、「本を叩く・本に当たる」という直訳になります。
本に向かった後に何をしますか?
もちろん、読書というのも大いに結構ですが、ここでは広い意味での「勉強」という捉え方をしましょう。
前に出てきた2つも同様ですが、どれもhitという単語から「何かに取りかかり始める」というようなニュアンスを感じるフレーズですね。
大事な試験のために今夜は勉強しないといけない。
Look, you should hit the book!
ねえ、ちゃんと勉強しなきゃダメよ!
と言うと、ただ勉強するだけでなく、集中して本にかじりついて必死に勉強する様子が浮かびます。
【参考】他にもたくさんの「hit the 〇〇」
この記事では「hit the 〇〇」に当てはまる表現の中で特にわかりやすそうなものを3つ厳選しました。
他にもネイティブの会話ではさまざまなシチュエーションでこの形の表現は使われています。
・hit the bottle ボトル⇒酔っぱらう
・hit the gym ジム⇒ジムに行って運動する
今いる場所(状態)からの動きがダイナミックに感じられる表現ばかりで表現の幅を広げることができます。
まとめ
今回の記事では「ネイティブっぽい表現シリーズ」として「hit the 〇〇」という形のイディオムを3つ厳選して紹介しました。
このような直訳では絶対に思いつかないネイティブフレーズを初心者のうちから自分で使うのはハードルが高いかもしれません。
ただ、自分が使わないいくつか頭に入れておくとどこかで聴こえてきたときに理解できますし、その経験を積み重ねていくと使えるシチュエーションと言うのが見えてくるのでオススメです。
生きた英語に触れてどんどんボキャブラリーを増やしていくためにも興味を広く持っていきましょう!
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