英語話者と話しているときに、日本で一般的に使われている単位があまり通じていないことを感じます。
実は先日、部屋の大きさを説明する機会があったのですが、
「リビングルームが”10畳”で…」
というところでどのように表現して良いのか迷ってしまいました。
① 日本の部屋(家)の広さの単位は多すぎる!?
本当に日本語には「広さ」を表す単位が多すぎて複雑だな…
畳
1つ1つの部屋の大きさを表すときには「畳」を使って「6畳の和室」「リビングは8畳」のように使うことがほとんどではないでしょうか?
日本人にとっては基準となる畳1枚の大きさをなんとなくイメージすることは難しくないので洋室が一般的になっている現代でもこの単位はよく耳にします。(ただ、今後は畳に馴染みのない世代が多数派になってくると変化が起きるでしょうね…)
坪
「坪」も建物の敷地の広さを示すときによく使われる単位ですが、「1坪」がどれくらいの大きさかわかりますか?実は私は知りませんでした…
調べてみると「1坪」=「2畳」らしいですが、英語話者に説明するためにはまず「畳」の説明からしなくてはならなくなるので大変です。
平方メートル
日本語でも略して平米(へいべい)と言ったりしますし「メートル」を使う方法が一番簡単なのかな、と思っていました。
そもそもメートルって英語じゃないの?
日本では長さを表すときに使われる単位の基本となるのは「m(メートル)」で、その1000分の1がmm(ミリメートル)、1000倍ならkm(キロメートル)と換算するのも簡単です。
会話の中でメートルを使って話してももちろん通じるのですが、リアクションを見ていると少し違和感があるのかなあと感じています。
基本的に科学研究やスポーツなどの分野で国際的に用いられているのは「メートル」なのですが、アメリカ英語では「フィート」を使って「square feet(sqf:スクエア・フィート)」と表すことが基本的です。
なぜアメリカだけが今もメートル法を採用していないのかは諸説ありますが、メートル法が発足した当時にアメリカも独自の単位系を作り、それを世界基準にしようとしていたものの遅れを取ってタイミングを失ったというものが有力なようです。
「インチ」「ヤード」「マイル」など聞き覚えのある単位があるのではないでしょうか。
話をフィートに戻します。
「フィート」は ”foot” の複数形 “feet” のことで、想像の通り、足の大きさに由来しています。
1 foot(ft)≒約30cm※単数形なので1foot(フット)とすべきですが、その場合も1feet(フィート)としてしまうこともあるみたいですね。
足の大きさにしては大きくない?
うん、アメリカサイズだね(笑)
日本人で30cmの足の人になかなか出会うことはないですが、1フィートが27cmとか28cmとかよりもわかりやすくて良いですよね。
それでも「スクエア・フィート」がどれくらいの広さなのか想像できないと思うので目安の換算表を用意しました。
・6畳の部屋≒約120sqf(★約20倍)
・50平米(平方メートル)≒500sqf(★約11倍)
これを覚えておけばなんとかなりそうです。
② 広さを尋ねる表現を勉強しよう!
単位を学んだところで、実際に会話の中でどのように使うことができるのかチェックしておきましょう!
「広さ=面積」と考えると、”area” という単語が出てきます。
ここの面積はどれくらいですか?
ただし、この表現は文法的には正しいのですが、日常会話で使うには少々堅すぎます。
日常的には
・What’s the size?
これらを使うのが一般的です。なので、部屋の大きさを尋ねたい場合は、
部屋はどれくらいの大きさですか?
It’s about 150 square feet.
だいたい160平方フィートくらいです。
※8畳×20≒160sqf
まとめ
この記事では部屋の広さを説明する時の単位について紹介しました。
アメリカ英語には「フィート」だけでなく、さまざまな長さの単位が存在しているのでまた機会があれば紹介します。
・畳×20≒スクエアフィート
・平方メートル×11≒スクエアフィート
英語で部屋の広さを説明する時は「畳・平方メートル」を簡易的にスクエアフィートに換算して説明してみてください。
また、特定の場所の広さを尋ねる表現を合わせて紹介しています。機会があれば尋ねてみてください。
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