【梅雨に覚えて使いたい】雨の表現8選とおしゃれな比喩フレーズ3選

フレーズ

この記事では以下の内容を解説します。

最後まで読んでマスターして、自分でも使えるように練習してくださいね!

記事を最後まで読むと「雨に関する表現」を自由に使いこなせるようになります。

日本語には

  • どしゃぶり
  • 霧雨
  • ゲリラ豪雨

など、雨の降り方に関するさまざまな表現があります。(※ちなみにゲリラ豪雨は和製英語です。英語では全く通じません。)

もちろん、英語にも雨に関するさまざまな表現があります。

この記事の前半では「雨の降り方を描写するときに使える単語8選」の意味や使い方を解説します。

また、記事の後半では「雨を比喩的に使ったおしゃれフレーズ3選」を紹介するので、必ず最後まで読んで表現の幅を広げてくださいね!

【2023-05-27 追記】
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イギリス英語に雨の単語が多い理由【107個】

雨に関する英語表現を調べると、「イギリス英語は雨に関する語彙が豊富」であることに気づきます。

「パディントン」の中にもこんなセリフがありました。(※パディントンはイタリア・フランス共同制作)

 Londoners has 107 ways to say that it is raining
雨の呼び方は107通りあります。

 多少盛っているとは思いますが、”もう使っている人がいない”ような古い表現を合わせると、数えきれないほどの雨に関する言い回しがあります。

イギリス人は天気の話がお好き? 

海外(特にイギリス)では、「天気」は誰とでも話せる無難な話題、として好まれます。 

ある調査によると、アンケートに回答したイギリス人の半数が「スモールトークのお気に入りの話題は天気」と答えたそうです。

さらに「平均的なイギリス人は、一生のうち4~5ヶ月を天気の会話に使っている」という面白い研究報告もあります。

悩む女性

へぇ~、でもなんで?

イギリスで天気の話題がよく話されるのは「天気が予測しにくく、変わりやすいから」という説が有力です。

イギリスは日本と同じような島国であり、海からの暖かい風やハリケーンの影響を受け、地域によっては気候が全く異なる特徴的な国です。

細かく分けると10種類以上もの気候があり、「イギリスにいれば天気に飽きることはない」と言われることもあります。

晴れていたと思ったら大雨が降り出したり…といったことが日常的に起こる「気候的な特徴」から雨に関する表現が少しずつ増えてきたのかもしれません。

【保存版】雨の表現に使える単語8選

① heavy rain ② light rain|大雨・小雨

日本語では、雨の降り方を「強い・弱い」と表現します。

一方、英語では、”heavy(重い)”、”light(軽い)”を使います。

つまり、

  • heavy rain:強い雨(大雨)
  • light rain:弱い雨(小雨)

という表現の仕方をします。

We had a heavy rain in Tokyo today.
東京は今日大雨でした。

“heavy rain” は「大雨」でも「豪雨」のどちらにも使える便利なフレーズです。

つまり、雨の強弱だけでなく、雨量にも使えるため、基本的な雨の表現は”heavy rain”と”light rain”を押さえておけばOKです。

③ drizzling|霧雨

“Drizzle” means light rain, and often it’s raining but barely noticeable.

“drizzle”は「小雨」を表す単語で、“light rain”の言い換えとして使われる単語です。

例えば、“It’s drizzling.” で「ほとんど気づかないくらいの小雨が降っている」ことを伝えられます。

④ spitting|雨の降り始め

For the rain to be “spitting”, it means it’s just starting to rain.

雨について話すときに、”It’s spitting.”と言うと、「今まさに雨が降り始めた」という状況を伝えることができます。

ちなみに、”spitting”には「唾を吐く行為」の意味もあるので使う相手やシチュエーションには気をつけた方が良さそうです。

⑤ Bucketing|バケツをひっくり返したような雨

“Bucketing” is another way to describe heavy rain. It’s rain as if somebody is standing over your head pouring a bucket of water on you.

 “bucketing”は、文字通り「バケツをひっくり返したような大雨」を表すユニークな言葉です。

ただ、“heavy rain” とだけ言うよりも、「誰からが上からバケツの水をかけているかのような雨」という絵が浮かぶので聞き手もイメージしやすいかもしれませんね。

こんなユニークな表現がパッと出ると楽しいですね!

⑥ downpour|どしゃぶり

“Downpour” regularly used by British is used to describe a particularly heavy rain shower.

“downpour”は、「かなり激しい雨」を表す単語です。

主にイギリス英語で、“heavy rain”の言い換えとして使われることが多い印象です。

 “downpour”という単語をよく見ると、”pour(注ぐ)”という単語が入っています。

「注ぐ」という言葉の通り、大量の雨が降り注ぐ様子を描写する時にぴったりの単語です。

⑦ torrential|集中豪雨・ゲリラ豪雨

 

“torrential”には、「集中豪雨」のようなニュアンスを表す単語です。

会話の中で使われることはほとんどありませんが、ニュースや書き言葉でよく使われています。

In the end stage of Tsuyu , the amount of rainfall tends to increase and localized torrential rain occurs sometimes .(梅雨末期には降雨量が多くなることが多く、時として集中豪雨になることがあります。)

“torrential” の本来の意味は「急流の・激流の」という形容詞です。

日本語でも「記録的な豪雨」という言い方をしますが、ニュアンスはそれに近く、「ゲリラ豪雨」も近い表現になります。

⑧ deluge|大洪水

”deluge”は、豪雨によってもたらされた洪水」というニュアンスの単語です。

The deluge destroyed all the crops.
大洪水で農作物が全滅してしまいました。

ここでは、”the deluge”という形が使われており、「聖書の中の大洪水の逸話」のことを示しています。

「洪水が起きるくらい凄まじい大雨」というイメージです!

単語のニュアンスとして「氾濫させる」というような意味も含まれているので、なんらかの被害につながる”ネガティブな大雨”の表現に使うとピッタリです。

 わかりやすい例文を2つ紹介します。

① There was a deluge of questions yesterday.
昨日は質問が殺到しました。
②I had to deal with a deluge of complaints.
殺到する苦情に対処しなければなりませんでした。

上の例文を見てもわかるように、雨と関係なく「何かが(洪水のように)殺到する」という描写に使われることが多い印象です。

【注意点あり】雨を比喩的に使ったおしゃれフレーズ3選

ここでは、英語話者しか知らない「雨をおしゃれに取り入れたネイティブフレーズ」を紹介します。

フレーズは以下の3つです。

これらのフレーズは地域や年代によっては全く通じないこともあるため、会話で使う際には注意が必要です。

“Raining cats and dogs”っていう響きが、なんだか古く感じます…

あくまで「言葉遊び」のような感覚で知っておくと、相手が言ったときに耳に入ってくるので知識として知っておくとよいでしょう。

The heavens have opened.|急に降り出した大雨

上の文章を直訳すると、「天国が開いた」という感じになってしまったのではないでしょうか。

このとき、”heaven”は天国ではなく、「空」の意味で使われています。

記事の冒頭でも述べたように、イギリスの天気は予測しづらく、すぐに変わってしまいます。

そこで下のように解釈します。

さっきまで晴れていたのに、いきなり空が裂けて、そこから雨が一気に落ちてきた

こうイメージできれば「急に大雨が降り出した」というニュアンスがわかりやすくなるのではないでしょうか。

「急に」というニュアンスの他に、文字通り「空の上のすべての雨が落ちてくる」という文脈で、「信じられないくらいの大雨」を表すこともあります。

余裕があれば、覚えておくとよいでしょう。

Nice weather for ducks

 

このフレーズは、ユニークでわかりやすい言い回しです。

直訳すると「アヒルにとって良い天気」です。

一方、フレーズの意味は「天気が悪く、ジトジトした雨の日」といったニュアンスになります。

小雨というよりは

  • ザーザーと大雨が降っている
  • 何日も続けて雨が降っている

といった雨の降り方がぴったり合います。

まさに「アヒルが喜びそうな天気」ということで覚えやすいので、頭の片隅に置いておくとよいかもしれません。

Raining cats and dogs

悩む女性

直訳……できません。

結論からいうと、「急に激しい雨が降り出した」というシチュエーションを表します。

この表現の由来には、いろいろな解釈があり、例えば、以下のようなものがあります。

  1. 猫や犬が屋根の上で昼寝をしている
  2. 大雨が降り始める
  3. びっくりした猫たちが屋根から滑り落ちてくる

上のような一連の流れが、”raining cats and dogs”が一番合うシチュエーションだと言えるでしょう。

このフレーズは、雨の表現について調べると、必ず目にするほど有名なフレーズです。

ただし、少し響きが古く、日常生活で使う英語話者はほとんどいないとされています。

まとめ

この記事では以下の内容を解説しました。

紹介したフレーズは以下の通りです。

比喩的に大雨を表すフレーズは以下の3つを紹介しました。

この記事を通して、(特にイギリス)英語には雨を表す表現がたくさんあることがわかりますね。

自分の使いたいイメージに合う表現をとにかく何度も練習し、実際に使ってどんどん表現の幅を広げていきましょう!

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