これで焦らない!【接続不良・聴こえない】を伝える英語フレーズ

ネイティブフレーズ

この1~2年の新型コロナウイルスの影響を受けて、通勤が減って(もしくは無くなって)リモート勤務になったり、会議がビデオミーティングになったりということを経験したことはありますか?

仕事に限らず、リモート飲み会やオンラインセミナーなどに参加したことがあるかもしれません。

 

これまでのビデオコミュニケーションを思い浮かべてみてください。

女性

実際の会話とは違ってなんらかのトラブルを経験したことがありませんか?これらのトラブルはあなただけではなく、相手側の問題で起きることもあります。

 

 

想像してください。

あなたはオンラインで英会話レッスンを受けています。

先生は日本語を話すことができません。

さて、指定された時間にビデオミーティングを立ち上げたものの、相手の声が全く聞こえません。

こちらの音声は聴こえているようですが、どうやってこの状況を相手に伝えたらいいのかがわからず、気づけばあっという間に時間が過ぎてしまいました…

このような緊急事態に置かれると、パニックになってどう対処していいかわからなくなるのは当然です。

この記事では、オンラインミーティングで接続不良が起きたときに使えるフレーズを紹介します。

オンラインミーティングツールは昨今の英会話学習において、無くてはならない便利なツールです。

また、今回紹介するのは英会話学習に限らず、もちろんビジネスシーンにおいてもあてはめることができます。

事前にどのようなトラブルが起こり得るかを知っておくことで、それらを恐れずに自信を持って臨むことができるようになりますのでしっかり押さえておいてください。

相手の声が途切れ途切れだったり、ほとんど聴こえないような音量だったりする場合に遠慮してそのまま進めると内容に集中できません。また、途中で「実は最初から音声が聴こえにくくて…」と伝えることになってしまうと、相手にも失礼になってしまいますよね。

必ずこれらのフレーズをマスターしてしっかりと自分の接続状態を伝えたり、相手の状況を尋ねられるようにしておきましょう。

接続環境の確認をしたいときに使えるフレーズ

Can you hear(see) me?
聴こえますか?(見えますか?)

実際の会話と違って、「最初はビデオの接続が上手くいっているのか、このまま進めても問題ないのか」をお互いに確認します。

聴こえている場合の答え方

Yes, I can. Can you?
It’s good to hear you. How about you?
No problem, you?
※どれも「聴こえていますよ!あなたはどうですか?」という意味になります。

「聴こえていますよ~」とか「問題ありませんよ~」と答えた後に、「あなたはどうですか?」と尋ねるフレーズをセットにしています。

とにかく「大丈夫です!」というニュアンスが伝わればOKです。

聴こえない(聴こえにくい)場合の答え方
I can hardly hear you.
聞こえません…

hardly Vの形で「ほとんど~ない」という意味を取ることができます。もっとシンプルに伝えたい場合は “I can’t hear you.” でも大丈夫でしょう。

次は「聴こえない」というだけでなく、さらに詳しく状況を伝える表現を学びましょう。

声が小さい、遠い

I can’t hear you. Your voice is too low(quiet).
声が小さくて聴こえません…

全く音が聴こえないようならミュートの設定を解除し忘れを確認してもらったり、周辺機器の問題がありそうな場合に以上のようなフレーズが使えます。

Are you on mute?
ミュートになっていませんか?
※ミュート:マイクの消音設定

Can you speak closer to the microphone?
マイクに近づいていただけますか?

Can you adjust your headset?
ヘッドセットを調整してもらえますか?

電波が悪く聴こえにくい

The connection is unstable. 
接続が不安定ですね…
It’s too noisy.
雑音が酷くて聞こえにくいですね…
We have bad connection.
接続状況が良くないですね…
My PC is not working.
≒There’re some problems on the PC.

パソコンの調子が悪いみたいです。

“noisy” や “bad connection” など、一度は耳にしたことのあるカタカナ英語からでも意味を連想しやすい用語で「接続状況が悪い」ことを伝えることができます。

PCのところをphone(スマートフォン)やapp(スマホアプリ)に入れ替えて状況を説明することもできますよ。

breaking 音割れしている
echoing エコーがかかっている
muffled こもっている

なども声や音の様子を表現するために使える単語になります。

I have~という形で主語を自分にして状況を説明する使い方は

I had a good time with you!
楽しかったです!

このようにポジティブな言い回しにも使えるのでぜひ覚えておいてください。

デバイスを再起動することを伝える

どうしても原因がわからないため、とりあえず再起動してみようと思ったときに相手に何も言わずに離脱すると相手は困惑してしまうかもしれません。

「再起動します」というフレーズはいざというときのために必ず覚えておきましょう。

 

Can I reboot the PC?

I need to reboot my PC. Can I call you back again?

Can I restart my phone? I’ll be back.

上の3つの例文はどれも「再起動しても良いですか?」と尋ねるフレーズになります。

ここでは再起動するという意味で “reboot” を使いますが、同じように “restart” を使うこともできます。

I’ll be back.(すぐ戻ります)やquickly(すぐに)という言葉を付け加えられるとなお良いですね!実際の会話ではそのように使えると、自然なやり取りに感じてもらえると思います。

相手の言っていることがわからないときに使えるフレーズ

次は接続環境が悪いときに限らず、相手が早口だったり、自分の知らない言葉が出てきたときに使える表現を紹介します。

しっかりマスターしてくださいね!

そもそも聞き取れない

Sorry, I couldn’t catch what you said. Please speak more slowly.
聞き取れませんでした。もう少しゆっくり話していただけますか?

”what you said” で「あなたが言ったこと」です。会話の中では「聞き取れない」という意味で “catch” や “get” という単語がよく使われます。

単語の意味を知らない

What does —- mean?
この単語はどういう意味ですか?
Are you saying that~?
(~と説明して)あなたの言っていることはこういうことですか?

必ず英語学習者は経験することですが、相手が言っている単語の意味を知らなかったり、英語の発音に慣れていないために全く別の言葉に聴こえてしまうので、「何のことを言っているのかさっぱり…」という状況が起こります。

「わからないことを聞くのが恥ずかしくて…」と、何を話しているのかがわからないまま話を進めてしまうのは、相手からすると失礼になってしまいます。

急に離席しなければならなくなったときに使えるフレーズ

Sorry, I have to go right now.
すいません、急用ができてしまいました…

“have to V” で「~しなければならない」という表現を使って ”I have to go” という言い回しがよく使われています。

少しカジュアルな表現にはなりますが、会話の中では ”I’ve gotta go.” などと崩した言い方になる場合もあるので覚えておきましょう。

Something has come up.
急用ができちゃって…

こちらはカジュアルな表現なのでビジネスシーンには不向きです。言い訳のようなニュアンスを含んでしまうようです。「生じる」という意味のcome upを使って上のように表現することができます。

まとめ

新型コロナウイルスの流行により、オンラインミーティングは一気に需要が増加しました。

英語学習者にとっては、場所や時間を選ばずに会話ができるという点ではこれからも重要なツールの一つであり続けると思います。

その中で対面の会話では気にすることのないトラブルを何度も経験したことがあったのではないでしょうか?

今回の記事では

・接続状態が悪いとき
・相手の言っていることが理解できないとき
に使えるフレーズ

と、場面を絞って紹介しました。

いざというときに焦ってしまわないように紹介したフレーズを整理して使えるようにしておきましょう。

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