メリークリスマスはNG?カードに使える英語フレーズはこれで決まり

海外の文化

日本でも12月に入ると、街にはイルミネーション、お店の中には飾り付けがされて、一気にクリスマスムードがやってきます。

日本では馴染みがないかもしれませんが、海外ではクリスマスに限らず、季節の変わり目にグリーティングカードを送る習慣があります。

英語を勉強しているみなさんもクリスマスにカードを送ってみてはどうですか?

「クリスマスカードにどんなことを書けばいいのかわからない」
「とりあえず今すぐクリスマスカードに使える無難なテンプレが知りたい」

そんなお悩みをお持ちの方に向けた記事を用意しました。

この記事では
・日本人が知らない【クリスマスカードを送る際の注意点】
・TPOを気にせず【いつでも使えるクリスマスカードフレーズ】
を紹介します。

今からこの記事を読んで準備をしておけば今年のクリスマスシーズンに間に合いますよ!

 

あなたはクリスマスカードに書くフレーズとして、どんな言葉を思い浮かべますか?

実はこんなとってもキュートなクリスマスカードが…

場合によっては相手に失礼に受け取られる可能性があるんです。

クリスマスはキリスト教徒のイベント

クリスマスは、本来はキリスト教徒がキリストの降誕を祝うイベントです。誕生日ではないんですね。つまり、他の宗教を信仰している人はクリスマスを祝う習慣は無く、場合によっては失礼にたることもあるのです。

古くからさまざまな神様を受け入れ共存している日本では、クリスマスには教会へ行き、正月には神社やお寺へお参りに行くのも抵抗はありません。

クリスマスのお祝いの言葉も、(メリークリスマス)“Merry Christmas”が定番です。クリスマスだけでなく、バレンタインやハロウィンなど、本来は外来宗教の行事が娯楽イベントとして親しまれています。

日本で生活していると、日常的に他人の宗教について、特に気を使ったりすることは少ないのですが、逆に海外の人からすると「キリスト教徒でもない日本人がなぜ?」という印象を持っているのではないでしょうか。’Christmas’ の語源は「キリストのミサ(Christ’s mass)」という意味ですから、キリスト教そのものを表す言葉なんです。

ちなみに年末のこの時期には、ユダヤ教の人びとは「ハヌカ」という清めの祭りをしたり、アフリカ系アメリカ人たちは「クワンザ」という祭りをしたりします。現在の世界情勢で、イスラム教やユダヤ教徒の人に”クリスマス”カードを送ることは、極めて失礼な行為にあたります。お互いの文化の違いを尊重するために、季節の挨拶ひとつにも気を配ることが求められます。

ビジネス上の取引相手に社交辞令をするケースでもこの点については特に気をつけておきたいところです。海外では受け取ったカードを家やオフィスに飾っておく習慣もあるため、

悩む女性

社長さんはたしかクリスチャンだったけど、もしかしたら他の宗教を信仰している人もたくさんいるのかもしれない…

と、慎重に考えるべきです。日本人にとってはイメージが湧きにくいかもしれませんが、宗教の違いについても相手の立場を考えられるようにしておきましょう。

万能な”Happy Holidays”を使うのがベター

女性

「メリークリスマス」という言葉をを安易に使わない方が良いのはわかったけど、この時期の独特の空気感をお互いに楽しめるようなフレーズはないのかな?

講師

クリスマスに含まれている宗教的な響きを薄めながら、楽しい雰囲気を祝福する良い言葉がありますよ!

アメリカとカナダの祝日の一つに ”Thanksgiving Day” があります。アメリカでは ”Thanksgiving Day” が終わってからニューイヤーまでを「ホリデーシーズン」と呼びます。

そのため、キリスト教徒以外の宗教を信仰する人や宗教を信仰しない人に対する配慮として、アメリカやカナダでは “Merry Christmas!” の代わりに “Happy Holidays!” がよく使われます。 特にメディアや大手のサービス業では “Happy Holidays!” の方が一般的です。

他には “Season’s Greetings” という言葉が「季節のご挨拶」という意味でよく使われます。

こちらも万能! ”Happy New Year” を含めるのがポピュラー

上のパラグラフでも書きましたが、アメリカやカナダではサンクスギビングからニューイヤーまでをまとまったホリデーシーズンとして扱うことが多いです。そのため、クリスマスカードにも新年の挨拶を含めることが一般的です。

新年の挨拶として使われるフレーズをご存じですか?

そう!「ハッピーニューイヤー」です。

“Happy New Year!” は、年が明けると「明けましておめでとう!」の意味で使われますが、本来は年が明ける前に「よいお年を!」の意味で使われます。

ちなみに英語では12月上旬から年末にかけての別れ際の挨拶としてよく使われるフレーズです。このフレーズもクリスマスカードの中によく含まれているフレーズになります。覚えておきましょう。

そのまま使えるクリスマスカードのフレーズ

こちらは相手の信仰している宗教に関わらずに使える文例とデザインのカードを実際に作ってみました。

“Merry Christmas” というフレーズそのものはもちろんですが、

・サンタクロース
・クリスマスツリー
・トナカイ
・教会
・十字架

などはクリスマスを連想させるので避けたデザインのものを選ぶのがベターです。…となると、デザインが限られてしまうので難しいのですが、雪や花などを使ってみてください。

Happy Holidays
Dear ○○,
I hope you enjoy the holiday season and a happy new year!
Sincerely yours, △△

文章としてはもっともシンプルでわかりやすい構成にしています。

① Happy Holidays

相手がクリスチャンに限らず、クリスマスという文化に寛容であることがわかっている場合はここに ”Merry Christmas” という言葉を持ってくることが多いですね。

② DearとSincerely yours

手紙のはじまりと結びに用いられる定番のフレーズです。

③ 季節の挨拶と新年の挨拶

さまざまなバリエーションがありますが、hopeやwishという言葉を使って相手や家族、会社の幸せを祈る言葉を送ることが多いです。

 

以下、文例です。好みに合わせて語句を差し替えて使ってみてください。

We hope that the New Year brings you great happiness and success.
With many good wishes for Christmas and the coming year.
Wishing you a Merry Xmas and a Happy New Year.
Happy holidays and all the best for 2022.
Happy holidays and Best Wishes for a Happy New Year.
Wishing you joy, peace and good health this Holiday Season.※Merry Christmasをそのまま使う際は注意してくださいね!

まとめ

この記事では、クリスマスカードを送るために最低限知っておきたいポイントをまとめました。

・クリスマスはキリスト教徒のイベント
・Happy Holidaysで宗教色を薄められる
・新年の挨拶も一緒に含めるのが一般的

この3つのポイントを押さえながら自分なりのクリスマスカードを考えてみてください。

 

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