英語が話せるようになりたい!でも、どうしても苦手でいつも挫折してしまう…
こんな悩みを解決できる記事を用意しました。
先日、このような動画をアップしました!
英語に苦手意識がある方は「いくら頑張っても英語はできるようにならない」と感じていることが多いです。
日本人は皆、学生時代に毎日のように英語の授業を受けます。
受験のために必死に単語帳を使って暗記したり、難しい参考書をたくさん読んだり…それでもほとんどは英語が話せるようにはなりません。
結論からすると、日本人が英語を習得することは他の国の人に比べて難しいんです。
理由はいくつかありますが、一つは「習得に必要な学習時間に達していないから」です。
英語ができるようにならないのは、才能が無いわけではありません。
英語学習が上手くいかない理由について理解することができれば、英語への苦手意識も徐々に消えていきます。
この記事の前半では「言語間距離の考え方」について、後半では「英語に触れる時間を増やすコツ」を解説します。
【言語間距離】日本語と英語は最も遠い言語です
世界中にいくつの言語があるか知っていますか?
専門家の解釈や研究方法の違いなどにより、正確な数ははっきりしておらず、3,000~8,000語以上と幅があります。とにかく、数えきれないほどの言語が存在していることがわかります。
そして、「言語間距離」という考え方があります。
ひとことで言うと、「ある言語が異なる言語とどれだけ似ているのか」を示す概念のことです。
この研究によると、日本人が英語を習得するためにはヨーロッパ出身の人よりも3倍以上の努力が必要である、と報告されています。
↑画像は上記URLの記事より引用
ちょっと堅苦しい話が続きますので、「どうすればいいか早く教えて!」という人はスキップしてもらって大丈夫です。
この研究では、各言語をHard,Medium,Easyの3パターンに分類しています。
これは「英語を母国語とする人」がその他の言語を習得する難易度を示していて、それぞれ習得までに必要な期間や学習時間が目安として表示されています。
たとえば、Easyに分類されているのはヨーロッパ各国で使われている言語が多いです。これらは半年間、時間にすると約600時間の学習により習得することができるとあります。
一方で、Hardに分類されているのは東アジアの言語が中心で、ここに日本語も含まれています。(日本語の難しさはひらがな・カタカナ・漢字の3種類を理解する必要があるため、という記載がありますね)
Hardの言語を習得するためには2,200時間もの時間が必要であるとされています。日本人が学校で英語を習う時間をすべて足しても1,000時間くらいにしかならないので、この大変さがよくわかりますね。
この研究の結果は「ある言語を母国語とする人」が英語を習得するために必要な学習時間とも考えることができるでしょう。
まとめると、
・およそ3倍の学習時間・期間が必要
・学校の授業だけだと、必要な時間の半分以下にしかならない
・残り約1200時間の学習が必要
ということがわかります。
学校以外での学習時間を多めに見積もっても1000時間近く足りません。1日3時間勉強してまるまる1年かかる計算です。
なんだ!時間が足りないだけだったのか!
そう気づいたら気持ちも前向きになってきませんか?早速始めましょう!
ここから、英語に触れる時間をグッと増やす3つのコツを紹介しますよ!
圧倒的に英語時間を増やすための3つのコツ
スマホの言語設定を英語にしてみよう
※すごくオススメです!
あなたは一日にどれくらいスマホを使っていますか?実際にスクリーンタイムを調べてみると、思っていたよりも多くの時間を費やしていると思います。
言語設定を英語にするだけで目に入ってくる英語の数は圧倒的に増えます。例えば、メールボックスを開いてみてください。受信箱、下書き、迷惑メールなど、英語でどのように表現されているか知っていましたか?(GmailではPrimary,Draft,Spamとなっています)
また、もう一つのおすすめはニュースアプリの地域を英語圏に設定してしまうことです。
普段はつい時間を浪費してしまいがちなニュースアプリですが、表示された見出しを眺めるだけでもたくさんの語彙が入ってくると思いませんか?
なお、すべて理解しようとする必要はなくて、あくまで興味のあるコンテンツで「へぇ~、こんな表現をするんだ~」と知るだけでも随分勉強になりますよ。何も考えないとムダにしがちな時間も英語の勉強にあてることができるんですよ!
自分の日常生活を英語で実況中継してみよう
英語を意識的に生活に取り入れる方法の一つに、自分の行動や会話を英語に置き換えること、があります。
一緒に住んでいる家族がいるなら普段の会話を英語にしてみましょう。一人暮らしなら「自分の行動を英語で実況中継!」というイメージです。
また、仕事で人と話す機会があるなら大チャンスです!相手が外国人であることを想定してどう言ったらいいのか考えてみてください。単調になりがちな仕事上のルーティーンワークも「あれ、これは英語でどう言ったら良いんだろ…」と考えると新鮮に感じられます。
仕事に関連する内容だと基礎知識があるので理解も早いですし、気づいたら実際に英語で応対できるようになっているかもしれません。
他にも
・すきま時間に英語学習関連のPodcastやVoicyを聴く
・ひとこと日記を英語で書いてみる
など、工夫すれば生活の中にたくさんの英語を取り込んでいくことが可能ですよ!
学習時間の確保
何気なく英語に触れる機会を増やすことは大切ですが、根本的に学習時間を確保することが最重要です。
「平日は忙しいから土日に集中して勉強!」よりも「時間は短くても毎日コツコツと」の方が上手くいきますし、英語に対する慣れも出てきます。
英会話スクールは飛躍的に英語力をアップさせる手段ですが、それだけに頼って普段まったく英語に触れないようではなかなか前に進むことができません。
継続して学習時間を確保するには「時間を固定してしまうこと」のが一番簡単で、基本的には朝に確保してしまうのがオススメだと言われています。
メリットとしては
・頭も体もフレッシュな状態で取り組める
・誘惑が少ない(SNS・テレビなど)
などのメリットがあります。
また、時間を作るためには「何かをやめること」が一番近道です。テレビ、ゲーム、YouTubeなどの動画(SPworldの動画は見てね(笑))、SNSなど
現代社会は豊かです。あなたの時間を奪い合っている娯楽はたくさんあります。
試しに①テレビをつけない②ニュースを見ない③SNSを開かないという日を作ってみてください。
あまりにもたくさんの時間ができるので、きっとびっくりしますよ!!
まとめ
英語に対する苦手意識を改善するための第一歩は「日本人が英語を身につけることは簡単ではない」と実感することです。
まずは日常生活の中でとにかく英語に触れる機会を多く持つことが大切です。入口はなんでも良いので自分にとって楽しいと感じる方法に絞ってやっていくと良いと思います。